「SAPコンサルとして何年か働いてきたけど、このままファームに居続けるべきなのか」
「SAPの経験を活かして転職するなら、どの転職エージェントを使えばいい?」
SAPコンサルとして働いていると、一度はこう考える人も多いのではないでしょうか。
SAPは専門性が高く、転職市場でも評価されやすい分野です。
その分、転職先の選択肢は意外と多いです。
- 別のコンサルティングファームへ転職する
- SIerやSAPベンダーへ転職する
- 事業会社の社内SAP担当になる
- IT企画・DX推進などへキャリアを広げる
このように、「SAP経験者」とひと括りにしても、希望するキャリアによって選ぶべき転職先はかなり変わります。
私自身、現役のITコンサルとしてSAP S/4HANAの導入やアップグレードなどに携わってきました。
実際にSAPの仕事をしていて感じるのは、SAP経験はかなり専門性が高い一方、自分の経験の市場価値が分かりづらいということです。
「SAPを5年やっています」だけではなく、
- どのモジュールを経験したか
- 導入・保守・アップグレードのどこを経験したか
- 要件定義から入っているか
- PM・PMO・チームリード経験があるか
- ABAPやBasisなど技術寄りの経験があるか
によっても評価は変わります。
だからこそ、SAPコンサルの転職では、単純に求人件数が多い転職サイトを選ぶだけでなく、IT・コンサル領域のキャリアを理解しているサービスを利用することが重要だと考えています。
この記事では、SAPコンサル経験者の目線から、おすすめしたい転職サービスを5つ紹介します。
SAPコンサルにおすすめの転職エージェント・転職サービス4選
最初に結論から紹介します。
| サービス | 特徴 | 特におすすめな人 |
|---|---|---|
| MyVision | コンサル転職に特化 | コンサルファームへの転職・年収アップを狙いたい人 |
| TechGO | ITエンジニア・ITコンサル領域に強い | SAP・IT経験を活かしてキャリアアップしたい人 |
| レバテックダイレクト | IT専門職の求人を直接探せる | SAP求人を自分でも比較したい人 |
| ONE CAREER PLUS(ワンキャリア転職) | 企業・キャリア情報が豊富 | 転職先をじっくり比較したい人 |
個人的には、最初から1社に絞る必要はありません。
SAPコンサルの求人は、サービスによって紹介される企業やポジションが結構変わるからです。
そのため、
コンサル特化型1〜2社+IT系または求人検索型1社
くらいに登録して、自分と合うエージェントを見つけるのがおすすめです。
1. MyVision|コンサルファームへの転職を狙うなら第一候補
SAPコンサル経験者にまずおすすめしたいのがMyVisionです。
MyVisionは、コンサルティング業界への転職支援に特化した転職エージェントです。
特に、
「現在SAPコンサルとして働いていて、別のファームへ移りたい」
「今のSAP経験を使って年収を上げたい」
という人とは相性がいいでしょう。
SAPコンサルの経験が数年あると、
- BIG4
- 総合系コンサルティングファーム
- ITコンサルティングファーム
- SAPに強いブティック系ファーム
など、転職先の候補はかなり広がります。
ただ、ここで難しいのが、
「今の経験なら、どのランク・年収で採用されそうなのか」
という部分です。
例えば同じSAP経験5年でも、ずっと保守運用を担当してきた人と、大規模S/4HANA導入で要件定義やチームリードまで経験している人では、市場からの評価は当然変わります。
こうした「コンサルとしての経験の棚卸し」をするなら、総合型転職エージェントよりコンサル転職に特化したサービスの方が話は通じやすいと思います。
MyVisionでは現在もSAPコンサルタントの採用動向や転職情報を発信しており、SAPを含むITコンサル領域も対象になっています。
MyVisionがおすすめな人
- 現在コンサルティングファームで働いている
- SAP経験を活かして別のファームへ行きたい
- 年収アップを狙いたい
- BIG4や大手総合コンサルへの転職を考えている
- 自分の市場価値を一度確認したい
特に「転職するかまだ決めていないけど、自分のSAP経験がいくらくらいで評価されるのか知りたい」という段階でも、一度相談してみる価値はあると思います。
↓MyVisionの無料相談はこちら
コンサルティング業界への転職はMyVision2. TechGO|SAP+IT経験を活かして転職したい人におすすめ
次におすすめしたいのがTechGOです。
TechGOは、ITエンジニアやITコンサルタントなど、IT領域の転職支援に強いサービスです。
SAPコンサルの場合、「コンサル経験」だけでなく「IT経験」も重要になります。
例えば私の場合でも、SAPそのものだけではなく、
- S/4HANA
- 開発管理
- インフラ
- 権限
- データ連携
- Fiori
- BTP
など、プロジェクトを経験する中で扱う領域は徐々に広がっていきました。
SAPコンサルとして数年働いている人なら、同じように「SAPだけをやってきたわけではない」という人は多いと思います。
そういった人の場合、
SAPコンサル → SAPコンサル
だけではなく、
SAPコンサル → ITコンサル
SAPコンサル → DXコンサル
SAPコンサル → PM・PMO
なども十分選択肢になります。
転職するときには「SAPしかできない」と考えるのではなく、これまでのプロジェクト経験を一段抽象化して考えるのがおすすめです。
例えば、
「SDを担当していた」
だけではなく、
「販売領域の業務要件を整理し、システム要件へ落とし込んだ」
と考えれば、SAP以外でも活かせる経験になります。
TechGOはこうしたIT領域のキャリアを検討したい人に向いています。
TechGOがおすすめな人
- SAPコンサルからキャリアの幅を広げたい
- ITコンサルへの転職も検討している
- PM・PMOなどへのキャリアチェンジを考えている
- IT経験をきちんと理解してもらいたい
- 面接対策までサポートしてほしい
「SAPを続けるかどうか自体を迷っている」という人にも使いやすいサービスだと思います。
↓TechGOの無料相談はこちら
TechGO(テックゴー)3. レバテックダイレクト|SAP求人を自分で見てみたい人におすすめ
ここまで紹介したサービスとは少しタイプが違います。
レバテックダイレクトは、IT専門職向けの求人を探せる転職サービスです。
実際にSAPコンサルタントという職種で求人が掲載されており、SAP関連の求人を自分で確認できます。
転職活動を始めるとき、個人的にはいきなりエージェントと面談しなくてもいいと思っています。
まず求人を眺めてみるだけでも、
「SAP経験3年以上だとこういう求人があるのか」
「今の年収より高い求人も意外とあるな」
「事業会社のSAPポジションもあるんだ」
など、自分のキャリアを考える材料になります。
特にSAP経験者の場合、求人票に書かれている仕事内容を見るだけでも面白いです。
FI/CO、SD/MM、Basis、ABAPなど、企業によって求めている経験がかなり違います。
また、SAPコンサル以外のITコンサルやPMなども含めて探せるため、SAP以外へのキャリアチェンジを検討するときにも使いやすいでしょう。
レバテックダイレクトがおすすめな人
- まずSAP求人を自分で見てみたい
- すぐに転職するつもりはない
- IT業界の求人を広く比較したい
- SAP以外のIT職種も見てみたい
- 自分の市場価値を求人ベースで確認したい
「転職エージェントとの面談はちょっと面倒」という人なら、まずこういったサービスで求人を眺めるところから始めてもいいと思います。
↓レバテックダイレクトで求人を見てみる
【レバテックダイレクト】4. ONE CAREER PLUS(ワンキャリア転職)|転職先の情報収集に使いやすい
最後に紹介するのがONE CAREER PLUS(ワンキャリア転職)です。
転職では、求人票だけでは分からないことがかなりあります。
特にコンサルの場合、
「年収は上がるけど激務にならないか」
「実際どんな会社から転職しているのか」
「SAP経験者はどんなキャリアを歩んでいるのか」
といった部分は気になるところです。
ONE CAREER PLUSでは企業情報だけでなく、転職体験談やキャリアに関する情報も確認できます。
実際にSAPに関するキャリア記事や、SAPジャパンからコンサルティングファームへの転職事例なども掲載されています。
SAPコンサルとして転職先を考えるときは、求人を探すだけでなく、
「自分と似たキャリアの人が次にどこへ行っているのか」
を見るのもかなり参考になります。
ONE CAREER PLUSがおすすめな人
- まだ応募する企業を決めていない
- 企業研究をしっかりしてから転職したい
- 他の人のキャリアを参考にしたい
- コンサル以外の転職先も比較したい
- まずは情報収集から始めたい
転職活動の序盤に使いやすいサービスです。
↓ONE CAREER PLUSで転職先を探してみる
ワンキャリア転職|企業の年収・クチコミ・選考対策等の転職情報が満載SAPコンサルが転職エージェントを選ぶときのポイント
ここからは、SAPコンサルが転職サービスを選ぶときに特に意識したいポイントについて解説します。
① SAP・ITコンサルの仕事内容を理解しているか
これはかなり重要だと思います。
SAPコンサルと言っても仕事内容は人によって全然違います。
例えば、
「SAP経験5年」
という情報だけでは、その人のスキルはほとんど分かりません。
FI/COなどの会計領域なのか、SD/MMなどのロジスティクス領域なのか。
要件定義が中心なのか、設計・開発が中心なのか。
また、最近ではS/4HANAだけでなく、BTPやFiori、クラウド、データ活用など周辺領域へ経験を広げている人もいます。
SAPやITコンサルに詳しくない担当者だと、こうした経験が全部「SAP経験○年」でまとめられてしまう可能性があります。
これはもったいないです。
自分の経験を正しく企業に伝えてもらうためにも、IT・コンサル領域に理解のある担当者を選ぶことをおすすめします。
② 「SAPを続ける」以外の選択肢も提案してくれるか
これも重要です。
SAP経験があるからといって、一生SAPを続けなければならないわけではありません。
SAPプロジェクトで身につく能力は、意外と汎用性があります。
例えば、
- 業務整理
- 要件定義
- プロジェクトマネジメント
- ベンダーマネジメント
- クライアントとの折衝
- システム設計
- 大規模プロジェクト経験
などです。
こうした経験があれば、
- ITコンサル
- PM・PMO
- DX推進
- IT企画
- 社内SE
などへ転職することもできます。
SAPの求人しか出してこないエージェントより、
「SAPを続ける場合」と「SAPから少し離れる場合」の両方を比較してくれる担当者
の方が個人的には信頼できます。
③ 年収だけで転職先を決めない
SAPコンサルは比較的年収の高い職種です。
そのため転職でも、
「年収1,000万円」
「年収1,200万円」
といった求人に目が行きがちです。
もちろん年収は重要です。
私も転職するなら年収はかなり気にします。
ただ、コンサルの場合は年収だけで会社を選ぶと、
「年収は100万円上がったけど、労働時間もかなり増えた」
ということもあり得ます。
見るべきなのは、
年収 × 働き方 × 仕事内容 × 今後の市場価値
です。
特にSAPコンサルの場合、20代〜30代前半であれば、その先のキャリアも含めて考えた方がいいと思います。
まとめ|SAP経験は転職市場で大きな武器になる
SAPコンサルとして何年か経験すると、仕事が当たり前になってしまい、
「自分にはSAPしかない」
と思ってしまうことがあります。
ただ、実際にはそんなことはありません。
SAP導入プロジェクトで経験する、
- 業務理解
- 要件定義
- システム設計
- プロジェクトマネジメント
- 顧客折衝
- チームマネジメント
などは、他のIT領域でも十分活かせます。
SAPの専門性をさらに高めるのもあり。
別のコンサルファームへ行くのもあり。
事業会社へ行くのもあり。
SAPから少し離れてIT企画やDX推進へキャリアを広げるのもありです。
大事なのは、今の会社の中だけでキャリアを考えないことだと思います。
まずは転職サービスで求人を見たり、エージェントに相談したりして、
「今の自分にはどんな選択肢があるのか」
を確認するところから始めてみてください。
