「ITコンサルを辞めたい」
そう思っても、なかなか行動できない理由のひとつが年収だと思います。
ITコンサルの仕事は、正直きついです。
クライアント対応は重い。
納期は厳しい。
資料作成も多い。
炎上案件に入ると、平日も休日も頭から仕事が離れない。
それでも、ITコンサルは比較的年収が高い職種です。
だからこそ、
仕事はきつい。
でも転職して年収が下がるのは怖い。
今の生活水準を落としたくない。
だから辞めたいのに動けない。
という状態になりやすいです。
僕自身も、現役でITコンサルとして働いている中で、何度も「この働き方をずっと続けるのはきついな」と感じる瞬間があります。
一方で、年収や成長環境を考えると、簡単に辞める決断ができないのも本音です。
この記事では、ITコンサルを辞めたいけど年収を下げたくない人向けに、後悔しない転職戦略を解説します。
いきなり転職をすすめる記事ではありません。
むしろ、勢いで辞める前に、
- 自分の市場価値
- 年収を維持しやすい転職先
- 避けたほうがいい転職パターン
- 転職前にやるべき準備
を整理しておくことが大切です。
ITコンサルを辞めたいけど年収を下げたくないのは普通
まず前提として、ITコンサルを辞めたいけど年収は下げたくないと思うのは普通です。
わがままではありません。
むしろ、かなり現実的な悩みです。
ITコンサルは年収が高いぶん、辞めづらい
ITコンサルは、他の職種と比べても年収水準が高めです。
20代後半〜30代前半でも、それなりの年収をもらっている人は多いと思います。
そのため、転職を考えたときに最初に出てくる不安が、
今より年収が下がったらどうしよう
というものです。
特に、家賃、生活費、将来の資産形成、結婚、住宅購入などを考えると、年収ダウンはかなり大きな問題です。
「きついから辞めたい」と思っても、年収のことを考えると簡単には動けません。
きついけど待遇は悪くないから迷う
ITコンサルの難しいところは、きついけど待遇はそこまで悪くないことです。
もし年収も低く、成長機会も少なく、人間関係も悪いなら、辞める判断はしやすいかもしれません。
でも実際には、
- 年収は高め
- スキルは身につく
- 経歴としても悪くない
- 転職市場で評価されやすい
- 周りも優秀な人が多い
というメリットもあります。
だからこそ、
辞めたいけど、辞めるのはもったいない気もする
という迷いが出ます。
この迷いはかなり自然です。
勢いで辞めると後悔しやすい
ただし、しんどいからといって勢いで辞めるのはおすすめしません。
特に年収を下げたくない人は、感情だけで動くと後悔しやすいです。
たとえば、
- とにかく楽そうな仕事に飛びつく
- 年収レンジを確認せずに転職する
- 業務内容だけで判断する
- 会社の評価制度を見ない
- 転職後のキャリアパスを考えない
という転職をしてしまうと、年収だけでなくキャリアの選択肢も狭くなる可能性があります。
大事なのは、辞めるかどうかを今すぐ決めることではなく、辞めても困らない状態を作っておくことです。
ITコンサルを辞めたいと感じる主な理由
ITコンサルを辞めたいと感じる理由は、人によって違います。
ただ、よくある理由はかなり共通しています。
長時間労働がきつい
ITコンサルの仕事は、プロジェクト状況によって労働時間が大きく変わります。
平常時はまだよくても、炎上案件やリリース前になると一気に忙しくなります。
- 夜遅くまで資料修正
- 朝からクライアント会議
- 休日も頭の中で課題整理
- チャットやメールが常に気になる
- 予定外の作業がどんどん増える
こういう状態が続くと、かなり消耗します。
しかも、ITコンサルは頭を使う仕事です。
単純に作業時間が長いだけではなく、ずっと考え続ける必要があります。
体力だけでなく、精神的にも疲れやすいです。
クライアント対応のストレスが大きい
ITコンサルのしんどさは、クライアント対応にもあります。
特に、クライアントから高い期待を持たれている場合、
- すぐに答えを求められる
- 厳しい指摘を受ける
- 曖昧な要望を形にする必要がある
- 関係者の意見がまとまらない
- 立場上、逃げにくい
という場面が多いです。
もちろん、クライアントに価値を出すことが仕事です。
でも、毎日のように詰められたり、無茶なスケジュールを求められたりすると、かなりきついです。
「自分は何のためにここまで消耗しているんだろう」と思う瞬間もあります。
常に成果を求められて疲れる
ITコンサルは、常に成果を求められる仕事です。
ただ作業をこなせばいいわけではありません。
- 論点を整理する
- 課題を特定する
- 打ち手を考える
- 関係者を巻き込む
- 資料に落とし込む
- クライアントに納得してもらう
ここまで求められます。
しかも、プロジェクト単位で働くため、常に新しい環境に適応し続ける必要があります。
成長できる反面、気が休まりにくいです。
案件ガチャで働き方が変わりすぎる
ITコンサルは、配属される案件によって働き方が大きく変わります。
良い案件に入れば、成長できるし、働き方も安定しやすいです。
でも、炎上案件や人手不足の案件に入ると、一気にハードになります。
自分ではコントロールしづらい部分も多いです。
- 上司
- クライアント
- プロジェクト状況
- チームメンバー
- 役割
- 稼働率
これらによって、働きやすさがかなり変わります。
この「案件ガチャ」に疲れて、辞めたいと感じる人も多いはずです。
将来ずっと続けるイメージが湧かない
若いうちは、多少きつくても成長のために頑張れるかもしれません。
でも、30代が近づいてくると、
この働き方を40代、50代まで続けられるのか?
と考えるようになります。
ITコンサルとして上に行けば、マネージャー、シニアマネージャー、パートナーのような道があります。
ただ、その分責任も重くなります。
売上責任、組織マネジメント、クライアント開拓、メンバー育成など、求められるものも変わります。
「このまま上を目指すのが本当に自分に合っているのか」と悩むのは自然です。
年収を下げずに転職するために大事な考え方
ITコンサルを辞めたいけど年収を下げたくないなら、転職には戦略が必要です。
ただ求人を見るだけではなく、今の経験をどう評価してもらうかを考える必要があります。
いきなり辞めるのではなく選択肢を把握する
まず大事なのは、いきなり辞めないことです。
辞める前に、まずは選択肢を把握しましょう。
具体的には、
- 自分の経験で応募できる求人
- 今の年収を維持できそうな会社
- 年収は少し下がるが働き方が改善する会社
- 年収アップを狙える会社
- コンサル経験を活かせる職種
を見ておくことです。
これをやるだけでも、かなり気持ちが楽になります。
今の会社にいるしかないと思っていると、しんどさが増します。
でも、
いざとなれば他にも選択肢がある
とわかるだけで、精神的な余裕が生まれます。
年収だけでなく労働時間とのバランスを見る
年収を下げたくない気持ちは大事です。
ただ、年収だけを見ると判断を間違えることがあります。
たとえば、年収800万円でも、毎日深夜まで働いているなら、時給換算ではそこまで高くないかもしれません。
一方で、年収700万円に下がっても、残業が大幅に減り、土日もちゃんと休めるなら、生活の満足度は上がる可能性があります。
大事なのは、
- 年収
- 労働時間
- ストレス
- 成長機会
- 将来性
- 働き方の自由度
をセットで見ることです。
年収だけを守ろうとして、また同じように消耗する環境へ転職してしまうと、結局また辞めたくなります。
今の経験をどう評価されるか知る
ITコンサル経験は、転職市場で評価されやすいです。
特に評価されやすいのは、以下のような経験です。
- プロジェクトマネジメント
- 要件定義
- 業務改善
- システム導入
- ベンダーコントロール
- クライアント折衝
- 資料作成
- 課題整理
- SAPなどのERP導入経験
- DX推進経験
ただし、自分では当たり前だと思っている経験も、転職市場では強みになることがあります。
逆に、自分では強みだと思っていても、企業側には伝わりにくいこともあります。
だからこそ、第三者目線で自分の市場価値を見てもらうことが大事です。
転職先の年収レンジを事前に確認する
年収を下げたくないなら、転職先の年収レンジは必ず確認しましょう。
求人票の年収幅だけを見るのではなく、
- 自分の経験だとどのレンジになりそうか
- 現年収を考慮してもらえるか
- 賞与の比率は高いか
- 残業代込みなのか
- 昇給余地はあるか
- 入社後に年収が上がる仕組みはあるか
まで見る必要があります。
特に、基本給は高く見えても賞与や評価制度によって実際の年収が変わることがあります。
ここを見ずに転職すると、想定より年収が下がる可能性があります。
いきなり転職する必要はありません。
ただ、今の経験でどんな会社に行けるのか、年収がどれくらいになりそうかを知っておくだけでも、かなり気持ちは楽になります。
ITコンサル経験を活かした転職を考えるなら、コンサル転職に強いサービスで一度市場価値を確認しておくのがおすすめです。
ITコンサルから年収を下げにくい転職先
ここからは、ITコンサルから転職する場合に、比較的年収を下げにくい転職先を紹介します。
もちろん、年収は経験や企業によって変わります。
ただ、ITコンサル経験を活かしやすい転職先を選ぶことで、年収ダウンのリスクは下げられます。
事業会社のIT企画・DX推進
まず相性がいいのは、事業会社のIT企画やDX推進部門です。
ITコンサルで培った、
- 業務理解
- システム導入経験
- 課題整理力
- 関係者調整力
- プロジェクト推進力
を活かしやすいです。
特に、コンサルとして外部から支援していた経験がある人は、事業会社側に移ることで「今度は中の人として変革を進める」立場になります。
メリットは、クライアントワークから離れやすいことです。
一方で、社内調整や意思決定の遅さにストレスを感じる可能性もあります。
コンサルのスピード感に慣れている人は、最初は物足りなさを感じるかもしれません。
ただ、年収と働き方のバランスを取りたい人には有力な選択肢です。
社内SE・情報システム部門
社内SEや情報システム部門も、ITコンサルからの転職先として候補になります。
特に、システム導入や要件定義、ベンダーコントロールの経験がある人は相性がいいです。
社内SEの魅力は、クライアントワークではなく自社向けの仕事になることです。
外部クライアントに常に詰められる環境から離れたい人にとっては、働き方が改善しやすい可能性があります。
ただし、注意点もあります。
社内SEは企業によって年収差が大きいです。
大手企業やIT投資に積極的な企業なら年収を維持しやすい一方で、守りの情シスに近いポジションだと年収が下がる可能性があります。
そのため、社内SEを目指す場合は、
- 企業規模
- IT投資への本気度
- 担当業務
- 裁量
- 年収レンジ
- キャリアパス
をしっかり確認したほうがいいです。
SIer・PM・PMO
ITコンサルからSIerのPMやPMOに転職する選択肢もあります。
特に、システム導入プロジェクトや大規模案件の経験がある人は、評価されやすいです。
PM・PMOでは、
- 進捗管理
- 課題管理
- 関係者調整
- ベンダー管理
- 会議体運営
- 品質管理
といった経験が活かせます。
ITコンサル時代にプロジェクト推進をしていた人にとっては、比較的スムーズに移りやすい職種です。
ただし、SIerも会社や案件によって働き方はかなり違います。
場合によっては、コンサル時代と同じようにハードな案件に入る可能性もあります。
転職前に、案件内容や働き方は必ず確認しましょう。
別のコンサルファーム
今の会社がきついだけで、ITコンサルの仕事自体が嫌いではないなら、別のコンサルファームに移る選択肢もあります。
同じITコンサルでも、会社によってかなり違います。
- 案件の種類
- 稼働率
- 評価制度
- 上司の雰囲気
- クライアントの業界
- 働き方
- 昇進スピード
これらが変わるだけで、働きやすさが大きく変わることがあります。
また、別ファームへの転職は年収を維持しやすい、あるいは年収アップを狙いやすい選択肢でもあります。
ただし、「コンサルという働き方そのものがきつい」と感じている場合は、同じ悩みを繰り返す可能性があります。
自分が辞めたい理由が、
- 今の会社なのか
- 今の案件なのか
- コンサルという仕事そのものなのか
を整理することが大事です。
ITベンチャー・SaaS企業
ITベンチャーやSaaS企業も、ITコンサル経験を活かせる転職先です。
特に、以下のような職種と相性があります。
- カスタマーサクセス
- 導入コンサルタント
- プリセールス
- 事業企画
- BizOps
- プロダクトマネージャー
- セールスエンジニア
ITコンサルで培った課題整理力や顧客折衝力は、SaaS企業でも評価されやすいです。
ただし、ベンチャー企業は年収や待遇に幅があります。
ストックオプションや成長性は魅力ですが、安定性や年収維持を重視するなら慎重に見たほうがいいです。
フリーランスコンサル
経験がある人なら、フリーランスコンサルという選択肢もあります。
ITコンサルやPMO、SAPコンサルの経験がある人は、フリーランス案件と相性がいいケースもあります。
フリーランスになると、会社員より収入が上がる可能性もあります。
ただし、
- 案件が途切れるリスク
- 社会保険や税金の管理
- 営業活動
- スキルの継続的なアップデート
- 信用力の問題
などもあります。
そのため、いきなり独立するより、まずは副業や案件相場の確認から始めるのが現実的です。
ITコンサル経験を活かせる転職先は、事業会社・社内SE・PM・PMO・別ファームなど複数あります。
ただ、自分の経験でどの選択肢が現実的なのかは、人によってかなり違います。
年収を下げたくない人ほど、求人を見るだけでなく、IT・コンサル領域に詳しいサービスで相場感を確認しておくのがおすすめです。
年収を下げやすい転職パターンには注意
ITコンサルからの転職では、年収を維持しやすいパターンもあります。
一方で、年収を下げやすい転職パターンもあります。
ここを知らずに動くと、転職後に後悔しやすいです。
仕事内容だけで選ぶ
「今より楽そうだから」という理由だけで転職先を選ぶのは危険です。
もちろん、働き方を改善することは大事です。
でも、仕事内容だけで選んでしまうと、
- 年収が大きく下がる
- 成長機会が減る
- 将来の選択肢が狭まる
- スキルが伸びにくくなる
という可能性があります。
大事なのは、楽そうな仕事を選ぶことではありません。
自分が無理なく続けられて、かつ市場価値も落としにくい仕事を選ぶことです。
未経験職種へ一気に方向転換する
完全未経験の職種へ転職する場合、年収が下がる可能性は高くなります。
たとえば、ITコンサルからまったく別業界・別職種へ移る場合、これまでの経験が直接評価されにくいことがあります。
もちろん、新しいキャリアに挑戦すること自体は悪くありません。
ただ、年収を下げたくないなら、いきなり大きく方向転換するよりも、今の経験とつながる職種を選んだほうが安全です。
たとえば、
- ITコンサル → IT企画
- ITコンサル → PM
- ITコンサル → DX推進
- ITコンサル → 社内SE
- ITコンサル → SaaS導入コンサル
のように、経験を活かせる形で移るほうが年収は維持しやすいです。
企業規模や評価制度を見ない
同じ職種でも、企業によって年収は大きく変わります。
たとえば、社内SEでも、大手企業と中小企業では年収レンジが違います。
また、評価制度によっても変わります。
- 年功序列なのか
- 成果主義なのか
- 賞与比率が高いのか
- 昇給しやすいのか
- 管理職にならないと年収が上がらないのか
こういった点を見ないまま転職すると、入社後に「思ったより年収が上がらない」と感じる可能性があります。
年収を守りたいなら、求人票の金額だけでなく、評価制度や昇給余地まで確認することが大事です。
逃げの転職になってしまう
ITコンサルがきついと、どうしても「とにかく今の環境から逃げたい」と思います。
その気持ちはよくわかります。
ただ、逃げることだけを目的にすると、転職先選びが雑になりやすいです。
結果として、
- 年収が下がる
- やりがいがない
- スキルが伸びない
- また辞めたくなる
という状態になることもあります。
大事なのは、逃げること自体ではありません。
逃げた先で、自分がどう働きたいのかまで考えることです。
ITコンサルが年収を維持して転職するための手順
ここからは、ITコンサルが年収を維持しながら転職するための具体的な手順を解説します。
自分の強みを棚卸しする
まずは、自分の経験を棚卸ししましょう。
ITコンサルの仕事をしていると、自分の強みが見えにくくなることがあります。
周りが優秀だと、自分の経験を過小評価しがちです。
でも、外から見ると評価される経験は意外とあります。
棚卸しするポイントは以下です。
- 担当したプロジェクト
- 業界
- システム領域
- 担当フェーズ
- 役割
- クライアントとの関わり方
- 成果
- 使用したツール
- マネジメント経験
- 業務改善経験
特に、要件定義やプロジェクト推進、クライアント折衝の経験は転職市場でも伝えやすいです。
転職理由を整理する
次に、転職理由を整理しましょう。
ここが曖昧なままだと、転職先選びを間違えやすいです。
たとえば、「ITコンサルを辞めたい」と思っていても、理由は人によって違います。
- 長時間労働がきつい
- クライアントワークがしんどい
- 上司と合わない
- 案件が合わない
- もっと事業に近い仕事がしたい
- 技術寄りの仕事がしたい
- 家族やプライベートの時間を増やしたい
- 将来のキャリアが不安
理由によって、選ぶべき転職先は変わります。
たとえば、クライアントワークがきついなら事業会社が合うかもしれません。
今の会社の案件が合わないだけなら、別ファームでも解決する可能性があります。
まずは、何がしんどいのかを言語化しましょう。
希望条件に優先順位をつける
転職では、すべてを完璧に満たす会社はなかなかありません。
だからこそ、希望条件に優先順位をつけることが大事です。
たとえば、
- 年収は絶対に下げたくない
- 年収は少し下がっても残業を減らしたい
- フルリモートを重視したい
- 事業会社に行きたい
- マネジメント経験を積みたい
- SAP経験を活かしたい
- 将来的に独立しやすい経験を積みたい
などです。
「年収を下げたくない」といっても、本当に1円も下げたくないのか、50万円程度なら許容できるのかで選択肢は変わります。
このラインを決めておくと、転職活動で迷いにくくなります。
複数の転職先候補を比較する
年収を維持したいなら、最初からひとつの転職先に絞らないほうがいいです。
複数の選択肢を比較しましょう。
たとえば、
- 事業会社
- 社内SE
- SIer
- 別ファーム
- SaaS企業
- フリーランス
それぞれで、年収、働き方、将来性、ストレスの種類が違います。
比較せずに転職すると、「こっちの選択肢も見ておけばよかった」と後悔しやすいです。
転職エージェントで市場価値を確認する
最後に、自分の市場価値を確認しましょう。
年収を下げたくないなら、自己判断だけで動くのは危険です。
自分では「今の年収を維持するのは難しいかも」と思っていても、実際には評価される可能性があります。
逆に、「自分なら年収アップできるはず」と思っていても、職務経歴書の見せ方が悪いと評価されにくいこともあります。
転職エージェントを使うメリットは、
- 自分の経験がどう評価されるか分かる
- 年収レンジを確認できる
- 非公開求人を見られる
- 職務経歴書の見せ方を相談できる
- 面接での伝え方を整理できる
- 転職するべきかどうかも相談できる
ことです。
転職活動を始めたら必ず転職しないといけないわけではありません。
まずは情報収集だけでも十分です。
年収を下げたくない転職では、「どの求人に応募するか」よりも先に、自分の経験がどれくらい評価されるのかを知ることが大切です。
転職するか迷っている段階でも、市場価値を確認しておくと、今の会社に残るべきか、転職を考えるべきか判断しやすくなります。
転職するか迷っている段階でも相談していい
「まだ転職するか決めていないのに、転職エージェントに相談していいのかな」
と思う人もいるかもしれません。
結論、相談して大丈夫です。
むしろ、年収を下げたくない人ほど、早めに情報を取っておいたほうがいいです。
転職活動=退職ではない
転職活動を始めると、もう退職に向かって進むしかないように感じるかもしれません。
でも、実際は違います。
転職活動は、あくまで選択肢を知るための行動です。
求人を見た結果、
今の会社のほうが条件がいいな
と思えば、残ればいいです。
逆に、
今の経験なら、意外と他にも選択肢があるな
と思えば、本格的に動けばいいです。
転職活動をしたからといって、必ず辞める必要はありません。
年収相場を知るだけでも意味がある
転職するかどうか迷っている段階でも、年収相場を知る意味はあります。
なぜなら、自分の市場価値が分かると、今の仕事への向き合い方が変わるからです。
たとえば、
- 今の年収は相場より高いのか
- もっと年収アップを狙えるのか
- 転職すると年収が下がりやすいのか
- どの職種なら年収を維持しやすいのか
が分かると、判断しやすくなります。
今の会社に残るにしても、転職するにしても、情報があるほうが冷静に考えられます。
相談先はIT・コンサル領域に強いサービスを選ぶ
ITコンサルからの転職では、相談先選びも大事です。
一般的な転職エージェントでも相談はできますが、ITコンサルの仕事内容や市場価値を正しく理解していないと、ミスマッチな求人を紹介されることがあります。
特に、
- ITコンサル
- SAPコンサル
- PMO
- DX推進
- 事業会社IT企画
- ハイクラス転職
- ポストコンサル転職
を考えているなら、この領域に強いサービスを使ったほうがいいです。
おすすめの使い分けは以下です。
| サービス | 向いている人 |
|---|---|
| MyVision | ITコンサル・ポストコンサル転職を考えている人 |
| ワンキャリア転職 | 若手ハイクラス層、年収を維持したい人 |
| レバテックダイレクト | IT人材として登録・スカウトを受けたい人 |
| TechGO | ITスキルを活かした転職を考えている人 |
いきなり全部使う必要はありません。
まずは、自分の方向性に合いそうなサービスを1〜2つ使って、市場価値を確認するだけでも十分です。
ITコンサルを辞めたいけど年収を下げたくないなら、まずは「自分がどの年収帯で転職できそうか」を知ることが大切です。
転職するかどうかは、その後に決めれば大丈夫です。
一人で悩み続けるより、選択肢を見える化しておくとかなり楽になります。
具体的にどのサービスを使えばいいか迷う人は、こちらの記事でITコンサルを辞めたい人向けの転職エージェントを比較しています。
ITコンサルを辞めたい人におすすめの転職エージェント5選|現役コンサルが目的別に解説
まとめ:ITコンサルを辞めたいなら、年収を守る準備をしてから動こう
ITコンサルを辞めたいけど年収を下げたくない。
これは、かなり現実的な悩みです。
ITコンサルはきつい仕事です。
長時間労働、クライアント対応、成果へのプレッシャー、案件ガチャなど、しんどい場面は多いです。
一方で、年収や成長機会は悪くありません。
だからこそ、簡単には辞められない。
でも、大事なのは「今すぐ辞めるかどうか」を決めることではありません。
まずは、
- 自分の市場価値を知る
- 年収を維持しやすい転職先を知る
- 転職理由を整理する
- 希望条件に優先順位をつける
- 複数の選択肢を比較する
ことです。
年収を下げずに転職したいなら、勢いで動くのではなく、準備してから動くことが大切です。
今の仕事がきついと、視野が狭くなりがちです。
でも、ITコンサル経験は転職市場で評価される可能性があります。
今の会社に残るにしても、転職するにしても、自分が選べるキャリアを知っておくことは無駄になりません。
いきなり辞める必要はありません。
まずは、辞めても困らない状態を作る。
それが、ITコンサルを辞めたいけど年収を下げたくない人にとって、一番現実的な転職戦略です。
